刷りのまえに

和紙の湿しをしておきましょう!

和紙湿し

和紙は刷りのまえに湿しておく必要があります。 乾いたままの和紙では、バレンの圧力をおもうようにかけれませんし、絵の具も定着しにくく、見当も合いません。 画像のようにボール紙 と ビニールシートを使って和紙を湿します。

 

 2枚のボール紙の片面 (基本的に片面です) に水刷毛や霧吹きで水を与えます。 そして、水を与えてない面で和紙を挟みます。 尚且つ、和紙を挟んだボール紙を ビニールシートで挟んでおきます。

 

 30分程度(和紙の厚みによって湿す時間は変わります)、和紙が全体に湿るのを待ちます。 和紙は湿すと厚みも増し、微妙に大きさも大きくなります。 刷り上げるまで、常に一定の湿し具合を保たなければなりません。 大型の作品の場合は特に注意しましょう!

 

のりを作っておきましょう!

木版画のり

澱粉糊は、版面で絵の具と混ぜ合わせることで、水性絵の具に粘りを与え、和紙への定着性を高めます。 容器にのりを入れ、約2倍の水を加えます。 それをよく混ぜ合わせてポタージュスープのようにしておきます。 これで刷りの準備完了です。( 画像は木版画入門講座 DVD VIDEO 独楽 より )

 

 

 

 

 

 

刷毛とバレンの使い方

刷毛の動き

木版画刷毛使い方

例えば、左の図のような版面を刷るとします。 (版木の木目は横に通っていると仮定します) 版面に図のように絵の具とのりを置きます。

木版画刷毛使い方

次に回転運動で版全体に絵の具とのりを混ぜながらいきわたらせます。

木版画刷毛使い方

版全体に絵の具とのりがいきわたったら、版木の木目と直角に刷毛を動かします。 やさしく刷毛を動かして版面の絵の具を整えます。 すると版面の手前に絵の具が溜まります。 これを「溜まり」と言います。 (浮世絵の場合、版と見当の間隔が非常に狭いので、逆に上の方へ刷毛を動かして)版面の絵の具を整えます)

 

木版画刷毛使い方

最後に、溜まりを取り除くために、版面の手前の縁に沿って刷毛を動かします。 これを「刷毛ばらい」と言います。

 

 

 

 

 

バレンの動き

バレン使い方

バレンの綱を軽く引っ掛けて持ち、手前に静かにバレンを置きます。 そして、手前からジグザグの動きで奥に向かって圧力をかけていきます。 けっして、縦方向の動きはしてはいけません。 バレンの繊維が引っかかって和紙がずれてしまったり、和紙が痛んでしまうことがあるからです。

バレン使い方

最後に、回転運動でバレンを動かします。

 

 

 

 

 

 


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