木版画のいろいろ

木版画にはたくさんの種類があります。 一色だけの一版刷り、それに手彩をしたもの、

錦絵の時代に多く見られる輪郭線のある主版分解法による多色刷り、多色刷り分解法による輪郭線のない多色刷り
黒い紙に刷る多色刷り陰刻法、一つの版を彫り進めて多色刷りをする彫り進み法、板目ではなく木口を使った木口木版、木目を生かして刷る木目(きめ)版画、など 
日本の木版画の種類の多さは世界に例を見ません。

 


木版画作り方

 

 

 

 

 

コイノボリ

一版一色刷り 主に印刀、三角刀を使った 線彫り の作品


 

 

裏手彩


 

 

 

 

コイノボリ 手彩

手彩には、表と裏がありますが、この作品は上記のコイノボリの版を利用して、薄美濃紙に刷り 裏手彩 をほどこした作品 

棟方志功が ねぶたの出し物 をヒントに最もよく使った手法

 

木版画陰刻法

 

 

 

 

 

White Room

黒い紙に刷る 陰刻法 による作品

黒い紙に刷ると彫ったところが黒い輪郭線 を作れるので、一版で多色刷り(多色刷り陰刻法)を作ることができます。

 

木版画作り方

 

 

 

 

 

不二山

丸刀、三角刀、印刀、平刀

それぞれの彫り味を生かした作品 平刀による板ぼかしなど

 

木版画作り方


 

 

 

 

不二山

浮世絵に多く見られる、

輪郭線のある多色刷り主版法による作品

 

 

多色刷り木版画


 

 

 

 

アンスリウム

多色刷り分解法 による作品

ごま刷りつけ合わせぼかし など



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